巨石群巡礼-3-
2010年 04月 02日
久米島を大まかに20kほど周回することから一周線と名付けられた幹線道路は海辺と港を通り過ぎ、美しいフクギ並木をくぐり抜けて上り坂へと向かいます。急なS字カーブをいくつか登り抜けるとそこはもう海抜200mを超える深い緑と断崖が続く比屋定地区。そんな緑深い場所にひっそりと鎮座しているのがこの巨石。
巨石群エントリー№4 -太陽石(ウティダ石)-
沖縄の昭和の風景を色濃く残すどこかのどかで懐かしいこの集落の小道の脇にあります。晴れた日は原色の花々と濃い緑、そして木漏れ日がとても美しい場所です。この石は人の顔にも見えるような、いくつかの線が表面にあり、太陽の位置と共におそらくこの複数の線が様々な暦の算出に役立っていたのでしょうか。ここから陽が昇ったらもうそろそろ梅雨が明けるとか。
沖縄では島国だけあって季節ごとに吹く特徴的な風ごとに細かく名前がついていて、そういった情報も読み解けたかもしれませんね。海洋民には米や野菜などの農作物だけではなく、風も同様に重要です。
-本日の旅・所要時間10分(周辺散策30分)・体力指数★☆☆-
そろそろ海にいくべきでしょうか・・・。 モズクの網には行ってますよぉ(笑)。