沖縄国際映画祭
2012年 04月 02日
そんな感じであんまりだったので、居る間、映画館での楽しい笑いのあった経験、なんだったっけ? と、会場内ではひたすら記憶をたどっていました。高校生のころまでは、映画館は2本立てのところがあって、確か閉館するときに、大盤振る舞いスターウォーズ全作品連続上映800円で逆に引いたとか、いやいや、インディジョーンズ全部、ってのもあって、入ったら俺だけでウケたとか...ああ、これがあった、実はかれこれ20年くらい前になるのですが、グランブルー、基、ハートブルーという、主役が見事に食われることに関してはハリウッド映画史でも屈指のアクション作品を観たことがあります。主演はハリウッドの佐藤浩市、キアヌ・リーブスです。
話は進んで物語中盤、佐藤キアヌ浩市が、無理やり事実上の主役、パトリック・スウェイジとスカイダイビングをせねばならい状況になりました。佐藤と主役がスクリーンで飛んだその瞬間!、突然!! 劇場内で観客の男性の一人が席を立ち上がって拳を振り上げ、大歓声をあげて飛び跳ねたのです。ちょっとビックリするでしょ? これって。席は半数近く埋まっていましたが、でも僕たちはその時なぜか思わず顔を見合わせ、そしてわらいこげ、数秒後、観客の大勢が拍手をしましたのです、勿論その観客へ。そのあとすぐに皆、映画に没頭した。とても普通のハリウッドアクション映画だったのだけれど、いい2時間の体験だったことを今でも鮮明に覚えています。
この映画祭でひとつだけいいと思ったこと。今回の映画祭では、桜坂劇場の特別上映「桜坂映画大学」の試みが挑戦的でした。
劇場がセレクトした古今東西の作品を、それぞれファンである数人の芸人、関係者と一緒にトークショーも交え、本編をガヤ付き(!?)で観るという、ボーダーラインの催しなのですが、こういうキワにも突っ込むところに、郊外の過保護博愛モンスターなシネコンとのしっかりした決別を感じるので、僕は好感を持ちます。会場には過去作品のファンが多かったのですが、同時に映画館への強いリスペクトも感じました。そして愛のあるガヤはそうそうは怒りには変わらないもの。
僕はドリンクとスナック片手にポリポリしているのも、エンドロールが始まった直後に足早に席を立って出口を目指すのも、なにか悪い集団心理を見るようでどうしても好きになれないのですが、ビニール袋をカサゴソし続けたり、まさかの着信受け会話をしたり、そこまでやんちゃもしない普通のおとなしい観客なので、ガヤに混ざることはしませんでしたが、館内には気持ちよく観て、笑って、時には叫んだって構わない、そんな寛容さがありました。二階堂ふみも、きっとこの劇場で育ったんだよなぁ。若い人間に向かって開いている事も強く感じるし、相変わらず、いい劇場です。
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今年は行けなかったので、来年、その国際パチンコ産業&通信コンテンツカーニバル行ってきます(長い!)
裏っ側やその実情を捉えつつ、あえてその場を楽しんじゃう感じって、いいですよね(。・ω・。)
ちなみに、私は誰でしょう 笑