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伝統漁法

沖縄の伝統漁法を島の小学生にやってもらおう。という遊び(課外授業)を見学してきました。
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満潮の時に浜や水路に網を仕掛け、干潮になったら潮の流れも見ながら沖合や潮の上手から、網で囲うようにしながら魚を浅瀬に向かって追い込んでいきます。浅瀬に追い込まれた魚たちが沖合に向かって逃げた先には網があるという、船は要らないけれども仕掛け方ではものすごく効率のいい沿岸漁法。島ではひーたまらさー、ひーちらさー、というそうです。狙う魚種や部落によっても微妙に違うらしいので、沖縄の中でも島ごとにいろんな名前が付いているはず。有名なグルクンの追い込み漁はアギヤーという名前で大体通るみたい。あとは網だけでなく浜の一部を石で囲ったりして引き潮の時にそこに閉じ込めるというのもあります。今回の漁ではイラブチャー(ブダイ)、タマン(ハマフエフキ)、エイグヮー(アイゴ)、そして道すがら、シャコガイなんかが獲れます。
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浅いといっても海だし、ウツボや尖った岩やサンゴもあるし、注意のしどころもまだまだ未熟なので、子供たちは多少の切り傷や魚の刺し傷を作りますが、土地の食文化を体験するのは楽しいですよね。今回のは日中の授業の一環なのでここまでですが、休日やオトナの場合はこの後、そこらへんの野ざらしの包丁と食器と煮えた醤油で反省会(宴会)というのがパターンです。衛星問題は泡盛と酢に生暖かいチューブわさびで解決するべし、するべし。

ところで自分も腰まで海水に浸かりながら見学しているくせにいうのもなんですが、彼らはこの海水と泥と血と魚臭が絶妙にMIXされた体操着とスニーカーを手に帰宅するんだろうけど、抗菌/除菌洗剤とファブリーズにアルコールティッシュと空気清浄機全開の家にどっぷり浸かっている家の子供はやたら怒られるのかなぁ。こういうイベントに、実際のところ過剰な抗菌生活習慣を続けた子供が弱いのかどうかについては今後議論されてゆくのでしょうけれど、本当だとしたらすごく勿体ないと思うし、逆にファブリーズとかリジョイとかの最近の洗剤系CMの罪は重いと思う。匂う人間を極端に嫌って除菌するっていう思考はすごく怖いよ。しっかり遊んで、たまにはやんちゃしながら、お家に帰ったらちゃんとお風呂に入って、食べて、すくすく育って欲しいです。

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by color-code | 2014-06-13 11:31 | ねじれ頭がぷかぷかぶーん | Comments(0)

沖縄は久米島にある小さなダイビングサービスです。


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