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冬の風物詩

水温の平年並みにおちついて冬の風物詩、海の住人やガイコツパンダが増えてきました。
フォトジェニック、でも難敵、撮り方も盛りだくさんな被写体なので、自分だったら1ダイブは最低欲しいです。これはガイコツパンダホヤ(通称)、今年は少し遅れ気味だったけれど、増えてきました。
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ところでこのホヤ、ガイコツ&パンダという真逆のビジュアルが駆け合わさっているのが魅力なのですが、パッと見で撮るとだいたいガイコツ≧パンダ」になるんですよね。ガイコツ萌えや、環境も入れたネイチャー派の人は勿論それでいいのです、もし、もしあなたが「ガイコツ≦パンダにしたいのなら、その場合は角度とフォーカスの位置を慎重に決めてください。一番自分が気に入る表情を見つけるまで、数分間、色々な角度から観察してから撮るのがおススメです。自撮りで自分の一番いい顔を探すのと一緒ですね。だってホヤだから数十秒に一回はブハァァー!ってやってますから、顔しわくちゃにもなるし、膨らんだりもするんです。それが決まったらここ重要、パンダの眼に見えるところのピントを外します。理由は眼にフォーカスが来る場合、一番ガイコツ要素が強い部分にもこのホヤの構造上来るので結果、ガイコツ≧パンダ」になります。水中写真教みたいな風潮が未だ根強くあるのですが、その中でも最も神聖な教義のひとつが「眼にピントが来てない写真はゴミ」というもので。笑えない話ですが。でも立ち返ってピントは撮影の重要な要素ですが、最優先ではないでしょう? それに意図したところにフォーカスを持ってゆく(あるいは外す)のは撮っていて楽しいです、だまされたと思って写真教をとりあえず脱会し、瞳のピンを外してみる(この場合瞳ではないのですが)と新しい世界が見えるかもしれませんよ~

これからクジラやマンタ、ハンマーで賑わう久米島ですが、影の主役、こいつらにも是非刺さりまくってください!

by color-code | 2017-01-17 18:46 | うみのいろはそらのいろ | Comments(0)

沖縄は久米島にある小さなダイビングサービスです。


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