12月のニュース
2006年 12月 17日
沖縄でしかあり得ないニュースだ、コントのようであり、また言語道断と断じていい。しかし誤解を恐れずに言うが、この事件に象徴されるなにかしらが沖縄を未だ沖縄たらしめている。
すり替えかもしれないけれども、僕はこの事件を聞いて、今住むこの離島で起きたある出来事を思い出した。それはこんな本当にあった笑い話・・・オジイが住んでいる。もう70歳を越すが、元気なもので、今もスーパーカブに沢山の荷物を載せて、畑に毎日出ている。そんなオジイがある日、住人のオートバイと接触事故を起こしてしまった。彼の運転はといえば、回りも見ない、ウインカー出さない、優先道路一切気にしない、道の真ん中しか走らない、という離島ならではのウチナー運転、正直非は彼の運転そのものにあった。しかし相手が老人だったからだろう、その人もぶつかった後焦って更に派手に避けてしまって、縁石に乗り上げるわ壁に当たるわで散々、オジイのバイクも修理して乗れる状態ではなかった。そして、何より彼は運転免許を持っていなかったのである。いや、果たして免許制度を正しく認識していたかどうかが危うい。バイクを失った失意の彼のコメントはこうである。俺は運転免許もないし・・・あっちは運転免許持ってるのに・・・免許持ってる方が運転上手いのに・・・ずるいさぁ・・・・・。 数日後、事件は解決した。事実上、ほぼ当てられた方の被害者が、新しいスーパーカブを買ってあげたのである。オジィの近隣の人々も多少の援助をしたそうだ。これも沖縄でなくてはあり得ない逸話、ゆいまーる精神の面目躍如だ。このオジイ、齢八十にして未だ無免許・・・
この二つの話は共通点が多々ある。これを前者を言語道断と憤慨凶弾し、後者を「沖縄らしさ」全開のほほえましい話と区別する心理は果たして健康なのだろうかと最近思う。
それに白黒がついたとき、日本全国が琉球化してゆくのか、いやそれは考えにくい、であればその時琉球は、真に消滅するのかもしれない。
まぁ、笑い話のようだけど・・・当事者じゃないからこんな風なコメントできるんだよね~?免許持ってるから運転上手いって言う論理が・・・まずスゲェ!でも、そういわれればその通りなんだからまたスゲェ!でも、無免許って分かったオジィに新しくバイクを与えるのもスゲェ!教習所行っても取れないことが分かっていて行かせないのか、ほっといても乗るからなのか?いやぁ~すげぇよ!
想像してしまうんだな~・・・こんなオジィともう一人そんなオジィがぶつかったらどういうコメントが出てくるのか?
以下想像
「アイツのバイクの方が新しくて性能いいんだからあっちが悪い!」
「アイツより俺の方がバイクに乗り出したのは遅いからアイツの方が上手いはず」
「アイツの方が10日ほど早く生まれてるから」
「アイツの方は帰り道で俺は行くトコだから」
なんでもありか~?そんな気がするのはオイラだけか~?爆。
うみんちゅは船舶免許は持っているの?
でもこんな人たちばかりだから早朝なんかみんな20キロとかで走ってます、車が。
海人はちゃんと免許持ってます。船検もうけなくてはいけないし、そうみえないけれど(?)、海人って、信じられないくらい論理的で頭がまわる人が多いです、酒を呑むとそうなくなるだけです、それが問題なんですけどね(苦笑)