Welcome rain -Rammasun・雷神-
2008年 05月 11日
他に吹かすところは沢山あるだろうに持て余しているのだろう、大風が吹いて来た。
久しぶりにイノー(礁湖)のとあるポイントで潜る。
何百回と打ってきた根の頂上にアンカーを降ろしてふとハテノ浜を見やると・・・・
一番の浜、中の浜が自分に面と向かって居ない。 ・・・いや、あるのだが、少なくとも150mは西側に移動しているではないか。一瞬頭が真っ白になって、間違って非常によく似た根に打ってしまったかと思ってしまうくらいに、その巨大な砂州は移動していたのだった。
しかしもとより護岸など無い、人工物はテントくらいの自然の砂州。その年々の気候に合わせて常に移り変わり、形を変える、しかしそれは数百年の月日を経ても、なんら変わることなくハテノ浜だ、たとえ呼び名が変わろうとも。
東奥歯島(アガリオウジマ:離島の原風景を遺す久米島東端の離れ小島)もそう、護岸も橋も、むやみな防風林も無い。自然にまかせて変わるだけ、だから少しづつ形を変えながらも崩れない、変わらない・・・モズクの棟梁もそんな風なことを言っていた。そう、眼の前の浜とおなじだ。
線を引かず。境を立てず。段差をつくらず。
そのようなものは、姿形を幾分かえども崩れることがない。
さて、しかしありがたい。少し休もう。
もしかしたら慈雨・・・Welcome rain・・・かもね。
そう思えば雨風も、頬に心地よい。
いいね~!!
スコールの写真なのに、なんか暖かく感じるのは私だけかな~(*^_^*)