PHOTOGUILD-2010
2010年 01月 18日
鳥肌もののこの世界観。
視野全体に藻類生い茂る広大な大地が広がり、雲が覆いかぶさる。
突然雲間から有機体で出来た船のような、半透明の光沢を帯びた構造物が姿を現し、ゆっくりと大地を移動してゆく。
上空を飛んでいたら未知の空中都市を発見してしまったような、眩暈を感じるようなこのスケール。
曖昧な手段は捨て、60mmマクロ最短付近の極端な近さと浅い被写界深度を恐れずに使う集中力。計算されたライティング、海洋生物に対する柔軟な姿勢。溢れるイメージ。
そうして切り取られたわずか数センチの長方形は、時に異界をつくりだす。
素敵なダイビングに出会えて嬉しかった。
こんな出会いがあるから海はとても、とても離れがたい。
私文章苦手だから、尊敬しちゃうな~
hamaさん:この正統撮影スタイルが今後の水中撮影のトレンドを牽引してゆくと僕は思っています。そういう意味でも未来が見える写真でした。