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ダイビングの防寒方法あれこれ -数百円でウエットスーツをセミドライ並みにする方法-

5月も中旬、現在久米島の水温、25度。魚影もどんどん濃くなっています。問題はダイビングスーツ。さすがにドライは不要として、5mmワンピースだとちょっと寒い感じ。 ツーピースだったら全然問題ないんですけどね。ただ圧倒的に3~5mmのワンピースのダイバーが多いのが今のダイビングシーンです。では各ファスナー部等にシールがされたセミドライスーツなら暖かい? むむ…。かなりのお値段(フルオーダーでまさかの10~14万て…。)

微妙な水温のダイビングで防寒に悩んでいる方へ、安心してください。数百円でウエットスーツをセミドライ並みにする方法があります、自分もしていますが体感水温1.5度は上がります。水温25度が26.5度に感じるわけです、もう気分は夏でしょ。

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投資はたったの数百円。これはアウトドアブランドのコールマンのベルクロテープ。AMAZONとかで500円。アウトドアショップやDIYでも簡単に入手可能です。
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この荷造りベルクロテープを25~30㎝に切って4本作ります。面倒な人は足首2本だけでも全然効果あり。
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これで手足首をきつめに留める、それだけ。

出来るだけきつめに。たったこれだけで、セミドライ並みに水が入ってこなくなります。両手首もすると完璧です。さらにスーツは水中で縮むので、ダイビング開始時に水中で少し締めなおすと更にセミドライに近づきます、やってびっくりこれホント。そしてこの時にぜひウエイトベルトもきっちり締めなおしましょう、大半の方は水中に集合した時点で少しゆるゆるになっているはずです。脱落のリスクを減らせますし、水中姿勢も格段に安定します。そして上半身と下半身を分割するウエストの部分を遮断するのは保温にも貢献します。

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ベルクロでなくても締まればよいので、ドライスーツのアジャストベルトを使っても大丈夫。これは2~3千円しますが、ビジュアルはこっちのがいいですね。すでにドライスーツをお持ちで水温の微妙さに悩んでいる方は、このアジャストベルト&ウェットスーツという手もアリです。

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唯一水の侵入が防げない背中ファスナーの部分。ここはフードベストが最強におススメ、これで首、手足首、すべての穴からの海水の侵入を抑えられます。

次点で厚めの保温用インナーも有効です。

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首からの水の侵入を考えたらツーピースのウェットスーツを使用して各アイテムを併用するのが一番効果的です、水温20~30度までは対応できるはずです。でもスーツが5mmのワンピースしかなくても、①5mmワンピース ②ブーツ&グローブ ③フードベストor防寒ラッシュガード ④ベルクロテープ、これさえあれば水温22度程度までは耐えられると思います。もちろん、これが5mmツーピースやロクハンカブリだったらもっと低い水温、たとえば18度近くまで可能でしょう。

真夏の29度の水温でも、日差しが無いと5mmのワンピースでは水面休息時間に体温が回復しなかったりすることもあります。今、自分が持っているアイテムを活用して、お得に今からのトップシーズンをお過ごしください♪

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by color-code | 2017-05-18 18:02 | 道具 | Comments(0)
FUJIFILM XQ2 水中レビュー
FUJIフィルムといえばトータルヘルスケア企業へと舞台を移した感がありますが、現在でも水中写真のあの抜けるような青は、フジのリバーサルフィルム、ベルビア/プロビアの色がスタンダードだし、コンデジ分野でも、今でも語り草となっているF30という名機を作っている。発売から数年してなお中古市場が定価を上回るという現象を起こした非常にバランスのとれたカメラだったので、いまだ使用しているダイバーが居るくらいだ。僕もこのカメラで収めた多くの画像を今も大切に持っています。

そんなフジがキヤノンのハイエンドコンデジであるPowerShot Sシリーズにおそらく対抗して作ったであろうカメラが今回紹介するXQシリーズ
これがXQ2
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これがS120
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インスパイアで済まなそうな対抗意識がすごい(笑)。機種名と社名を入れ換えると間違えるんじゃないかくらいに似てます。CANONのSシリーズというのは僕も愛用していて、もうこのシリーズは熟成を重ねて完成されているので欠点がほぼ見つからないんですが、敢えていうならAF合焦の速さがここ数年、頭打ちになっていることと、水中モードでの撮影時、特に太陽と海の境界周辺の色域のばらつきがあること。でもそれは些細な事と思えるくらいに良くできた名機です。
ところがSONYのRxシリーズに勝とうと思ったのか最近、Sシリーズを打ち切りにしました。CANONもカメラメーカーじゃなくてIT企業なので色々あるのだと思いますが残念です。話をもどしてフジのコンデジのAF合焦の速さ、起動から撮影までのタイムラグの短さは、伝統的に速いです。XQ2も勿論そうで、AF合焦、すごく速い。あとCMOSもやはりこのメーカーの特徴で明暗差の激しい水中では大きなアドバンテージがあります。データだけでいうならCANONのPowerShot S120のAF速度を40%向上させて、CMOS面積を50%増しにして、ローパスフィルターレスにして偽色を減らし、大きさと重さは一緒のカメラがXQ2。都合がよすぎるくらいに良いとこ取りですが、これを買ってもらうくらいならミラーレス買ってレンズで儲けさせてよ、というのがメーカーの本音だろうし、当然SONYやCANONはその戦略です。ある意味FUJIだからこそ出来た鬼っ子のようなコンデジがXQ2なのかも。画素数も1200万画素、良く抑えた方です、なにより水中ワイド撮影でINONの開発担当の方が「このワイコンで最強クラスの相性」と言っていた通り、2/3型のCMOSとの相性がとてもいいらしい、いや、すごくいいらしい。これは気になる。 ただしかし何故か先代のXQ1から全然売れていない。レビューもほとんど黙殺に近いくらい無い。不遇のカメラであります。でもそういうのが僕はどうしても気になる…買うか。

XQ2とINONのワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28LD+ドームレンズユニットの組み合わせ。ケラレをクロップしても140度弱の超広角になります。
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2か月使って率直な感想、INONのワイコン装着、ノーストロボ仕様で使うなら、最少/最低コスト/最高画質。
陸上使いならCANON PowerShot Sシリーズと同等の使い勝手、陸上でフラッシュ使用時はこちらXQ2に軍配。

さて、本題の水中。曇天での水深10m、透明度も沖縄としては普通(25m)で下に見下ろす俯瞰の構図。
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コンデジにはシビアなコンディションですが、ウーマガイの棚上も、グルクンのドーム状のたまりも周辺部まで見事に解像していてちょっと驚いた。(AVオート f5.0 ISO200 -1.7補正)
このCMOSは、撮っている最中に実感できるくらいにダイナミックレンジが広い。他社の同等クラスがISO640まで上げないといけないような状況をISO200でなんとかこなすくらいの余裕があります。冬場や透明度がそれほど良くなく、ストロボが使いづらいような場面で強いと感じた。冬場の暗い海でのマンタやハンマーではとても助かる。

晴れの日に太陽を入れて。
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周辺部までしっかり解像。歪みがこの画角でも自然に感じます。ここらへんはINON社のワイコンとの相性がとてもよく出ています。空の部分の青の描写はいかにもフジらしい色。太陽と海の青の境界のなめらかさにCMOSの大きさの余裕を感じますね。

ぶっ飛ぶ被写体に低い透明度。
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根を覆い尽くすスカシテンジクダイ。観てるぶんには圧巻の光景ですが、ストロボを焚くとぶっ飛ぶし、浮遊物も多いので透明感も出ない、何気なく撮ると薄らぼんやりの絵になるなかなかに難しい被写体であり環境です。でも引きの絵でここまで描写してくれたら文句はありません。明暗差に強いFUJIらしさがよく出てます。


【良いところ】
ワイコン装着前提の撮影では片手BCぶら下げサイズでは最強クラスの画質。
AFで迷うことはほぼ無い、少なくともCANONのPowerShot-Sシリーズに比べて格段に上。
ダイナミックレンジが広く、明暗差のある水中撮影に有利。
フジフィルムの青はずっと健在。

【改善希望】(結構多いというのがFUJIのコンデジのお約束です…)
カスタム設定がズーム位置を記憶しないので、起動の度にクロップしなくてはいけない(ファームウェアで改善強く求めます)。そして上位機種でカスタム設定は最低二つは欲しいです、シーンモードとかのダイヤルはどう考えても不要でしょう。M/AV/TV/C1/C2/C3/AUTO、これでいいじゃないかと。
鏡胴部のコントロールリングにアクセスする為、防水プロテクターの接続リングが僅かに左側からカメラを押さざるを得ないので軸がほんの少しブレます。この為ハウジング側のアクセスリングの接合部を一部分だけカッターで削り取ってリングに干渉しない部分を作ってやる必要があります。これは最近多いコントロールリングが鏡胴にあるカメラのプロテクターの多くに当てはまる事でもあります。0.数ミリのズレですが、これが画像の周辺に結局大きな影響をだしますので5分で済みます、思い当たる方は工作してみてください、幅6mm程薄くカッターで削るだけで済みます。
外部ストロボとの調光の相性はいまひとつよろしくないので、TTLは当てにならない場合が多いです。逆に陸上においてのFUJIの内臓ストロボのフラッシュの効きのバランスは素晴らしい、水中専用に作ってるわけではないのでこれは仕方無しでしょう。
現像ソフトの使い勝手は相変わらず(すっごく)もっさり、かつ使いづらい。Adobeのソフトがあるならそちらを使った方がいいです。デジタルですから出口の現像処理まで気持ちよくさせて欲しい。ここらへんはCANONさんの方が全然上です。
ボディは必ず黒を選ぶこと。ハウジングのガラス面にボディの鏡胴部分が反射して画像に映り込みます、ブラックならそれを防げます。

【結論】乗り手を選ぶじゃじゃ馬なスーパーカー。道を選べば現状ぶっちぎり。
操作やバランス面で相変わらずのじゃじゃ馬ぶりが随所にあるのですが、ワイコンとの相性が最高なCMOS、この一点だけでも価値はあります。CANONがレクサスやメルセデスならこれはランボルギーニとかコルベット。評価グラフにするとトンデモない形状になってしまうけれど、突出部分がスゴイ奴です。なのでユーザーが使用環境を見極められることが前提です。
一番いいのは撮影は完全ワイドオンリーで大きなものは持ちたくない、でも画質にはこだわりたいし、悪条件でもモノにしたい。当然外部ストロボなんて邪魔なもの欲しくない! という人、例えば群れ・サメ・マンタ、これしかカメラ向けない、あとは自分の眼で見る! っていう普通の撮影知識のある人、アリです。CANONのPowerShot G7Xや、SONYのDSC-RX100M3を10万超えのハウジングに入れてシステム組むよりはこちらの方が1/3以下の費用で済みますし、外付けワイコンとの相性はむしろこちらのほうが上かも。
ハイエンドコンパクト機のセンサーは1型へと大型化してきていますが、どうしてもボディが大きくなってBCに吊るしておけるサイズでなくなってしまっています、AF速度もいまひとつ向上していないので、水中に入れる前提ではもうコスト的にも魅力的にもスマートフォンやタブレットに負けてゆくでしょう(そういった意味でDMC-CM1は是非売れてほしいですが)。今後はカメラ単体で考えるなら2/3型の素子で1000万画素、これで広角25mm~光学15倍のコンパクト機が出てくれれば水中撮影は手のひらサイズで全て解決するんです、世界的な市場で見ればコンデジに求められているのは高画質/高倍率ズーム機です、是非この方向性の一台が今後登場してほしいと願っています。個人的にはSONYに是非それをやってほしい。

最後になるがこのFUJIFILM XQ2、FUJIの良さが存分に出たいいカメラ。当分の間、INON社のワイコンと共に、水中でのよき相棒となってくれるはず。

【追記】
この記事の数日後CANON PowerShot G3 Xのリリース
があった。1型センサーに24-600mmの高倍率ズーム、しかも防塵/防滴。求められるスペックを全て満たしている。今後のハイエンドコンデジの主流となるカメラであることは間違いない。ズーム時に鏡胴がさすがに大きく伸びるのでワイコンとの相性と、マクロ/ワイドポートの交換等の使い勝手、どこまでコンパクトにハウジングを仕上げてSONYのα6000等のミラーレスとの差別化を図れるか等々、水中に持ち込むのはなかなかハードルが高いが気になる機種だ。



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by color-code | 2015-06-14 11:30 | 道具 | Comments(0)
超ピンスポットLEDライト INON LF800-N レビュー
INON LF800-N ようやく指し棒/ダイビングベルの替わりとなるライトが登場した。パンキッシュな印象さえ持つ設計思想ながら、違いのわかるダイバーをうならせるライトだ。ガイドとして2か月使い倒してみての使用感を書いてみました。
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手のひらサイズで照射角度はなんと5℃!(一般的にスポット照射と言われるライトでも30℃)という超ピンスポット、実際水中で照らすと直径7センチの円形状の光が数メートル先でもほぼ変わらない大きさのまま光が伸びる。ナイトダイビングや暗い場所では、まるでライトセイバーかビームサーベルを振り回しているような気分になる。緊急時/連絡時でも極めて遠くまで強力な光が届くので、仲間に注意喚起をしやすい。電池保ちもFULLで85分、LOWなら4時間25分と充分だ。今挙げたこのライトのメリットはそのまま「ガイドやリーダーに必要な機能を備えたLEDライト」ということでもある。実際、これをガイドで使用しだしてからダイビングベルやタンクを鳴らす、という方法の仲間への注意喚起はほぼ必要なくなった。

ダイビングライトの性能はこの15年で飛躍的に伸び、光束値の伸びでいうと10~15倍以上になっている。20年前に定番中の定番だったキセノン球、ハロゲン球ライトは最上位機種でもせいぜい150ルーメン、現在ではポケットライトでも1000ルーメンはざら、撮影用、ガイド用ともなると2500ルーメンも珍しくはないというLEDダイビングライト光量至上主義の状態になっている。確かにこれで水中はとても明るくなった、のはいいのだけれど、皆がもつライトが明るすぎてナイトダイビングがナイトじゃなくなったりする事態も起こっている。かなり多くの人が実感していると思うのだけれど、ライトの光量に満足は無く、底なしなのだ。LF800-Nはこの点、コンセプトが明確で気持ちが良い。まず800ルーメンという、最近としては控えめな光束値。これがコンパクトさと(単三3本)電池保ちに大きく影響している。そしてここからが最大の特徴。まず一般的な高性能ライト、フィッシュアイのFIX1500を30センチ先の白板に照射してみたのがこの画像。横幅80センチの板のほぼ全面に光が回っている。
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1500ルーメン 照射角85℃ 色温度8500-9000k

次にLF800-Nを同距離で同じ露出で撮影してみた。FIX1500とは明らかに異なる、超強力なピンスポット光。色温度の違いも明瞭ながら、光束は1500ルーメンに比べて約半分にも関わらず、中心付近の明るさは桁違いなのがお分かりになると思う。
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800ルーメン 照射角5℃ 色温度5000k

マクロ撮影に関していうなら、いままでターゲットライト、補助光として使用してきたライトの照射角は実は無用に広すぎる。7センチ程度、場合によっては5ミリの小さな生物を撮影するのに、果たして直径1mの円形の光が必要だろうか、もちろん必要ない。その大光量の90%以上は無駄な、捨て光なのだ。いかに2000-3000ルーメンの大光量ライトでも、それが1平方m、あるいは数平方mに拡散してしまえば当然弱まるので、ターゲットライト以上、ストロボ未満の地位から出ることは今までなかった。更に光の中心を撮影距離に合わせてしっかり被写体に当てることのできるフォト派ダイバーは、これが基本的な技術であるにも関わらず多くはない。
逆にいうと、撮影距離に合わせてしっかり被写体に光を当てることのできるフォト派ダイバーにとって、このLF800-Nは実に強力な道具になる。なにしろ超ピンスポットで800ルーメンの光束を直径約7センチの小さな面積に注ぎ込むので、2500ルーメンの照射角80-100℃の強力で高価なライトより、中心付近の光は遥かに強いのだ。更に集光レンズをはめる事によって、この強い円形の光を直径4㎝~2.5㎝まで集光できる。直径4㎝といえば、35mmフィルムの等倍面積とほぼ等しく、その光束の凄さたるやストロボが完全に不要になる。基本がきちんと出来ているフォト派ダイバーにとっては撮影の幅が大きく広がるに違いない。

下の画像はCANONのコンデジの15-20倍ズームをかけ、クローズアップレンズUCL-165M67を2枚重ねしてノーストロボ、LF800-Nのライト光1灯で撮影した。データは共に 1/640 f7.1 ISO100
このデータで「え?!」となった方は買いかもしれない。ライト1本でこのデータで撮れるのは凄い事だ。ガイドナンバー20以上のストロボでも撮れるかどうか。勿論素子の大きなデジイチならもっと絞れるし、更に速いシャッターが使えると思う。
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ストロボのチャージ時間が必要ないので遠慮なくこのコンデジの連射速度最大の11枚/秒を使用して撮った(最近のコンデジの性能は凄い)。もはや僕ではなく、ライトとカメラが撮影しているようなものである。しかしおかげで首を振り回す難敵のピグミーシーホースも難なく撮れる。デジイチならマクロレンズでf16程度まで絞れそうなので動画でおさえて切り出す手も充分にありだ。
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うねりに翻弄され、液晶からあっという間に消え去る5mm程度の極小シムランスを高速シャッターで切り撮る。
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ストロボ光の反射で被写体が白飛びしやすく、コントロールが難しい浮遊物系の撮影においてはライト光だけのノーストロボ撮影が最も有効だと思う。*この画像だけはもう1本、横からLE700-Sを当ててクローズアップレンズ1枚で撮影。

INON LF800-Nは指し棒、緊急時だけでなく、撮影用ライトとしても大光量ストロボを凌ぐ光を集光させることが出来るのでノーストロボ撮影がコンパクトな状態で出来るうえ、今回紹介したのはほんの一部、本当に様々な撮影手法に使える。光を必要なところに自分が必要とする量だけ当てる、という撮影の基本に立ち返ることもできるから、ライト沼から抜け出せる1歩となるし、特にマクロ撮影が好きなダイバーには購入検討する価値は大いにあると思う。興味のある方はショップで是非手に取ってみていただきたい。


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by color-code | 2015-02-25 15:21 | 道具 | Comments(0)
海の必需品、サングラス
海のマストアイテム、サングラスですが、自分はかれこれ10年以上? OAKLEYのMONSTER DOGを使っています。このモデルは現在はPIT BULLという後継モデルが出てしまって廃盤になってしまったけれど、入れ替わりの激しい最近のOAKLEYのモデルの中では超ロングセラーを続けたのと、僕にとっては一番しっくりくるのでレンズだけを交換し続け、結局フレームだけ5本に増えてしまいました。 初めて買ったのは90年代後半のE Wire、20年間OAKLEYに貢ぎ続けるとこうなります。
レンズですごく気に入っているのはサングラスではゴールドイリジウム、ゴーグルで愛用しているVR50ピンクイリジウム、やっぱりこれは手放せないくらいにいいです。逆にこれ以外のレンズ、特に偏光レンズは特に突出しない性能に対してコストパフォーマンスが悪い印象が年々強くなったので、今では前出の二つのレンズ以外は社外レンズを換装して使用しています。仕事で常用しているのでウエットスーツやフィンと同様、コスパは大事です。
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そんな理由でダイビング用のレンズは金栄堂さんの調光レンズに入れ換えてます。今回新しく一組レンズを交換するついでにトップシーズン到来前に持っているフレームの数本もまとめて換装。これで5~7年は確実大丈夫。(偏光/調光レンズの寿命は保って2年、海上酷使なら1年半もてばありがとう、と思いましょう。)
この調光レンズは可視光線透過率84~22%まで変化するので、突然のスコールや薄暗い夕方前の海でもしっかり明るいです。多少ラフなコンディションの時に水面下の根を見たり、遠くのブローなんかをフォローし続けるなど、光の強さが方角や時間でコロコロ変化する海の上では偏光より調光してくれたほうが僕は助かります。特に太陽の光が弱まる晩秋~初春は断然こっちのが使いやすい。更にこのレンズ、屋内に入るとほぼ透明になります(画像の室内の色の通りです)。サングラス外さずそのまま暗めの店内にも入れるのでとっても楽ですよ。あと僕みたいに柄が悪いとどうしても、強い陽射しの中とはいえ、サングラスをしたままゲストの方々に対してブリーフィングをしたりするのは少し抵抗があるのですが、その点でもこの調光レンズは助かります、自分の眼を見てもらえるので。
ダイバーのOAKLEY、特にMONSTER DOG使用率は結構高いと思います、レンズが寿命を迎えてフレームだけ残っている方、是非試してみてください。他のフレームも各ブランド、各フレーム対応してくれます。サイトに行くとわかりますがGACKTよりもビジュアルがGACKTな店長が、もうビックリするほど、こちらが恐縮するくらいに丁寧で迅速で親切で、大抵のリクエストに応えてくれます。とてもオススメのお店です。

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by color-code | 2014-05-25 14:55 | 道具 | Comments(0)
GoProHERO3+は水中動画キャプチャー機として使えるのか? -その4-
ムービーとスチルがここまでシームレスに扱えるようになると、一番変化が起こるのはダイビング旅行のあとの楽しみかもしれません。私達は旅先での思い出を記憶の中で動画として思い起こし、そしてもっとも印象的な光景や出来事は多くの場合スーパースロー、あるいはほぼ静止した画像(想い出シャッター、または心のアルバム)として記憶しているでしょう。
GoProの最高120fpsの超がつくほどなめらかな光景を時間軸を自由に変えて眺めていると、まるでまたあの水中に戻ったかのような感覚になります。それは濃密な追体験です。

こちらにUPしたような動画の好きな瞬間だけを、このように高いクオリティで切り出すこともできます。
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映像の出どころはもう小さくて楽で、そして安くても大丈夫です。なによりウェラブルカメラを使用していると、自分の見たままの凄い、美しい、残したい! をとても直感的に記録できます。
高価な機材でなければ、ストロボがなければ、露出を知らなければ、ピントをしっかりしなければ…。GoProを使いだしてから、こういうことが以前より重要でなくなりました。
一緒に潜っているダイバーの何気ない表情。キラキラと光り輝く太陽や排気の泡。群れ集うキンギョハナダイ達。そんないつもの光景が不思議に輝きだしたからです。

さぁ、あなたもGoProで、最高の思い出シャッターを切ろう。

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by color-code | 2014-04-25 11:05 | 道具 | Comments(0)
GoProHERO3+は水中動画キャプチャー機として使えるのか? -その3-
人それぞれ、これ、いいね! と思った画像がいい画質だと思いますし、粗さもノイズもピンボケもブレも、写真の良さの一部だと思います。レビューは参考になりますがそれは楽しみのほんの僅かの部分、しかし愛機を良く知るのもまた大事なこと。そんな矛盾の中で書いていますのでたくさんの思い違いがあると思います。どうか話3割くらいで読んでいただければと思います。大風呂敷広げてからいうのもなんですが、この他にGoProのフォトモードでは、バーストモードという秒間30コマ切るモードがあります。スナップなら3秒で30枚切る、それ反則みたいなモードもあります。大体において今メインのコンデジが秒間10コマ以上切っちゃったりするんですが、それでは映らない何かが映るだろうというものも少しばかりありますので、もう少しお付き合いください。

さぁ、話を戻してキャプチャー時の解像感、階調、ノイズ、そしてシャッタースピードに起因するブレ感、を見ていきます。早速1000万画素の最新コンデジと比べてみましょう。今回、対戦するのは自分も現在メイン機材として使っている最新の画像処理エンジンを積んだCANON PowerShot SX280HSに、光学性能では定評のあるINON社のフィッシュアイポート装着仕様、強敵です。

GoProは殆どがAUTOなのでシャッターや絞り、感度等の露出条件は揃えられませんが、画角はほぼ同等です。歪みについてはレンズの特性上差がありますが、気になるのなら後ほどソフト上でどちらも修正可能。なにより同地点、同時間からの撮影なので、GoProの実力はある程度検証可能と思われます。

【条件】
CANON PowerShot SX280HS+INON製ワイコン(ISO4上限400 f6.3 絞り優先オート)で縦横比率をHERO3+と同じ16:9で撮影。オリジナルサイズ4000x2248pix
GoProHERO3+ 4k(PROTUNE+CAMERA RAWモード)を純正ソフトGoPro Studioで静止画キャプチャー *シャープネスはLOWで設定。オリジナルサイズ3840x2160pix

逆光/水深8m
GoPro HERO3+
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CANON SX280HS(ISO200 1/320)
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こういった光景ではAFは滅法弱く、本当であれば一度他の岩などに構図をずらしてフォーカスを合わせないといけません、ここではあえてSX280HSは中心に置いたままシャッターを切りました(置きピン撮影はこの場合フェアではないと思うので)。ちなみに中央に主要な被写体がないので一眼デジでもAFを使っていたらかなり迷うシーンです。仮にこの構図内にものすごいトピックスがあるシーンであったら、と考えた時にこの差は大きいですね。GoProのパンフォーカスの強みが出ています。

俯瞰/水深10m
GoPro HERO3+
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CANON SX280HS(ISO400 1/160)
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全体的には両者互角といったところ。オレンジフィルターの影響もあり、色味がGoProの方が鮮やかに出ています。
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GoPro HERO3+
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CANON SX280HS(ISO400 1/160)
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実はこの拡大はSX280HSに有利であろうと思っていた中心からわずかに外れた場所です。GoProの方がわずかに解像が高いように見えます、横周辺ではこの差はもう少し広がります。

水平/水深17m
GoPro HERO3+
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CANON SX280HS(ISO400 1/100)
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拡大イメージ
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GoPro HERO3+
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CANON SX280HS(ISO400 1/100)
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実際この日は青の濃い海で、とりたてGoProの海の色が無理やり作っているわけではなく、むしろ本来の色です。しかしノイズなどの処理はさすがにCANONの方が一枚、いや二枚、上手。控えめな彩度も後処理を考えるとやりやすいかもしれません。

皆さんはどう思いますか? 拡大するとGoProキャプチャー画像の偽色が多いのは否めません。これはフォトモードで撮ると一気に改善されますが、同時にノッペリ感も倍増します。あとはオレンジフィルターの影響。外すと偽色はそこそこ落とせますので、補正フィルターはシーンに応じて使い分ける必要があります。しかし実際等倍付近まで拡大しないと見えてこない程度なので通常気にする必要はないでしょう、画面全体で言えば通常のダイビング水深では発色の面で有効、海の青や人間の肌色も出してくれますので撮って出し、には便利なフィルターです。

注目してほしい点としては、周辺部の解像感ではなんとGoProが勝利、これは驚きました。コンデジのワイコンは絞ったほうが解像が上がるのでもっと絞って、という手もありますが、更にひと絞り絞って撮影しても結果は同じ、GoProのパンフォーカス、恐るべしです。SX280HSのデータを見る限り、結構シャタースピード速いですね、17mでも1/100出ています。対してGoProの同水深のハナゴイのフォルムもそれほどブレブレってわけでもないので、思ったより早いシャッタースピードで動画を構成しているようです。これは僕にとってはありがたいですね。しかし画面の多くを割いてかつ動く群れモノなどはギャンブル、動画としての使い道を考えたら1080pか720pが面白いですし、キャプチャーしてもWEBやはがきサイズなら対応できますからここは臨機応変で。

SX280HSが勝る点はシャッタースピードをコントロールできるので、動体を自分の意思で止めることができる事、あとは細かい部分ですが階調表現、と偽色の無さ。特に海の青の階調ではかなり勝っています。まぁここでCANONが誇るDIGICが負けては困るので、これメインで使ってる僕としてはちょっとホッとしました。しかし結構追い上げられててびっくりです。

勝敗は露出の自由度と階調表現ではCANON SX280HS、周辺部までの解像感・歪みではGoPro HERO3+と言えそうです。総合点で言えばCANON SX280HSの勝ち。ただ他機種ではどうかというと、GoProに余裕負けする機種も少なくないように思います。正直ここまで拮抗するとは思いませんでした。シーンを選べば今回以上の結果を出すことも充分可能です。

実は今回対抗で使用したCANON SX280HS、多くの名機を出したFUJIのFシリーズと同様、水中使用においてワイド/マクロ双方で非常に使えるコンデジですが、今春発売した後継機は純正の防水プロテクターの発売を見送りました。処理エンジンも同じ、マイナーチェンジに近い新型なので今回はいいとして、次回はまた是非復活してほしいシリーズです。この点、GoProは世界中のあらゆる場所で利用されている機材ゆえ、ハウジングを含め、多くのオプション製品に互換性を持たせてあり、かつ相対的に安いのが強みです。画質もソフト上でより向上させることが可能になるでしょう、GoProは水中撮影において今後コンデジと拮抗してゆく可能性があります。

このような動きとヒット商品は、ダイビング業界にとっては水中撮影器材の小型化、低価格化に貢献するでしょう。たとえば少し遅れてウェアラブルカメラに参入したSONYですが、GoProに入っている画像素子はSONY製ですし、つまりSONYはマウント規格をGoProに倣うなど、セッティングとマーケティング次第では下剋上を起こせる可能性もあるわけで、そうした競争は今後の携帯端末との統合を加速するかもしれません。更にこれから数年先、iPhoneⅩくらい、あるいはその座を取って替わった端末には、現行GoPro以上の性能を持ったカメラを搭載している可能性が大いにあります(スマートフォンの形状かはわかりませんが)。今現在でも端末内アプリでダイブコンピューターとダイブログは実用化されているので、数年後には2万円台程度の防水ケースに普段使用している端末を入れるだけで、GoPro並のカメラと自分に合わせてカスタマイズ可能なダイブコンピュータとログブック、緊急時の関係者、機関への通報、GPS発信、夜間用フラッシュ、コンパス。この全てがオールインワンという理想的ダイビングギアが出来上がるかもしれないのです。水中でこのような重要な機能を一つに集約するリスクの話はひとまず置いても、僕はこの可能性はかなり高いと踏んでいます。実現すれば財布に優しいだけでなく、多くのダイバーが同じ機材という土俵で撮影をすることで、撮影に新たな発想が次々生まれるでしょうし、なにより重大なダイビング事故を軽減することにも大きく寄与します、僕もそれを望んでいます。

「目の前の動体もキャプチャー可能、ブレをクリア出来れば4Kも切り出せるクオリティ。」間違いなくGoProは凄い。基本高いfpsのモードを使いつつ、困った時の4kキャプチャー、ここぞの時にバースト。様々な撮影スタイルが水中で楽しめます。

最後の最後にサポートと開発の方へ。出来ればシャッター下限を次回UPDATEでつけて下さいm(__)m

次回はデータ用画像を離れ、このGoProのキャプチャー性能で、実際どう使う? についてやってみようかなと思います。

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by color-code | 2014-04-05 20:04 | 道具 | Comments(0)
GoProHERO3+は水中動画キャプチャー機として使えるのか? -その2-
GoProで撮影した動画を静止画キャプチャーして利用するためには、実際水中でどのような露出設定傾向があるかを確認しておかないと。シャッタースピード、ISO感度などの露出がカメラまかせなので、カメラ側で極端に水中撮影に不向きであれば諦めるしかないのです。

シャッタースピードを最優先して、一気に高感度側にあげてスピードを稼ぐセッティングだと当然画像が荒れるし、ブレブレでもそれはそれで困ります。カタログ上はその画像に対応するfps以下のシャッタースピードにはならないようですから、例えば1080pの60fpsで撮っていれば、ローライトモードをオンにしない限り1/60以下では切らない、ということになりそうです。水中ではこのくらいが妥当ではあります。いずれにしても太陽をいかに味方につけるかがとても重要でしょう。

そもそも何故キャプチャーして使えるか考えたきっかけは、陸上で撮っていて4kと2.7kのカクカク感が凄いなと。たとえば車のダッシュボードから20センチ先で振れるワイパーを撮ってみると。

*解りやすいように縦横比はトリミングしてあります。ワイパーのブレだけご注目。

フォトモード(ISO100 1/629)
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1440pキャプチャ(-1補正/iso400上限/他露出AUTO)
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4kキャプチャ(-1補正/iso400上限/他露出AUTO)
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どのモードでも、ほとんどワイパーをキチッと止めてるんです。画角は違いますがコンデジでシャッタースピード優先で同じ距離から撮るとこんな感じ。ピントはワイパーのある窓ですからピンボケではありません。
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1/60 TV優先 ISO200
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1/160 TV優先 ISO200

少なくとも1/200程度で切らないと止まらないはずなのに、4kのキャプチャーを見てもかっちり止まってるところを見ると、これがGoProの味付けであり、逆に使えるところでもあるのではないか。それは自分が撮った多くの動画のキャプチャーでも疑問に(ラッキー!)と思っていたところで、どうも4kで撮っていても確かにコマ落ちは激しいけれど、なんか1/30とか1/15で切っているようにはとても見えないんですよ。
都合の良いことに最新のファームウエアでは、ProTuneに露出補正とISO感度上限設定が追加されました。水中では非常に有効で、露出をマイナスに振ることで地形に太陽を絡めたコントラストの激しい場所等で白飛びを防ぐことが出来ますし、ISO上限を決めることでシャッタースピードを意図的にある程度コントロール可能になる...はず。
実はGoProHERO3+の画像素子はSONY製。4kで48fpsで撮れる性能を持つ素子が入っていながら発熱とノイズの問題かとは思うのですが、スペック自体は落として発売しています。今後ファームウェアで対応してくれたらうれしいのですが、この大きさの絵を秒間15コマ、数十分切り続けるだけでもこの小ささでよくやっているなぁというのが正直な感想です。

では本題、「晴れた透明度18~25m程度の沖縄の海、水深8~20m」という状況で、GoPro HERO3のフォトモードはどのような露出を設定するのかを見てみます。フォトモード(12M)で撮影しました。同時刻、同地点にて、動画モードでの撮影をすることで、動画キャプチャー時の露出傾向をある程度予測しようという試み。困ったことにフォトモードはProTune設定外の為、露出補正などはできません、これは是非今後の追加をお願いしたいです。この為水中にしては明る過ぎ、派手過ぎ、の画が出てきます...まいったなこれは。今回は露出傾向を見ようということなのでここはサックリ流します。
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水深5m 俯瞰 f/2.8 1/30 ISO189
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水深8m 水平 f/2.8 1/184 ISO100
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水深8m 逆光 f/2.8 1/965 ISO100
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水深10m 俯瞰 f/2.8 1/60 ISO198
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水深17m 水平 f/2.8 1/60 ISO242

まず絞りは2.8固定されています。シャッタースピードは太陽をど真ん中に入れる極端な構図で無い限り、1/60~1/90秒、構図や曇りなど、条件によっては1/30まで下がりそうですが、さすがに1/15程度まで下がってしまうと厳しいのでこれにはホッとしました。
ISO感度はこれを見る限り最低100、なのかな。感度の上がり方は思ったより緩やかで、晴れの沖縄の水深15m以浅では、ISO400まであればなんとか対応しそう。動画モードでは露出補正が確実にマイナスに振れますので、更にシャッタースピード半段程度は稼げるはずですが、どのように影響するでしょうかね。

今回のデータから、「晴れた透明度18~25m程度の沖縄の海、水深8~20m」のコンディションにおいて、動画撮影モードのGoPro HERO3+は、最低1/15、平均1/60-1/90 逆光時と水面下は大幅に上がって数百分の一まで上がるか、そんなシャッタースピードを使っているものと予想されます。これはどちらかといえば平均的な数字に思えますが、近接撮影が主な使用法のこの機種、もしかしたらこれよりより速いかも。
水中で写真を撮る場面では、割と素早く動く魚も多いので最低でも1/30か1/60のシャッタースピードでは切ってほしいのですが普通、あまりにピタっと止めた画像の連続だと動画ではパラパラになってしまいます。でもGoProは割とカチッと止めてくる傾向にも思えます。独断ではこんな感じですが、どなたか解析する方法とかご存じでしたら是非ご教授ください。

フォトモードの傾向を見る限り、GoProの静止画キャプチャーも、極端に速い被写体でなければダイビング環境でも充分に使えそう。でもすっごい近いマンタとかアジ玉とかはキチッと止めたいところなので、1080p(60fps-1920x1080)あたりがキャプチャーには妥当に思います。
しかし実際に4k動画からのキャプチャー画像はやっぱり見ておきたいので最新コンデジのガチンコ画質対決をしてみます。さて、その決着やいかに!?


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by color-code | 2014-04-01 15:19 | 道具 | Comments(0)
GoProHERO3+は水中動画キャプチャー機として使えるのか? -その1-
今、動画と静止画の境目はとても曖昧になりました。スチルカメラで動画撮影なんてお遊び程度だと思っていたのがはるか昔の事のようです。EOS-5D等の一眼カメラの動画機能は既に業務用クオリティに達し、TV、広告業界等様々なシーンで使われていますし、その進歩は年々加速しています。もちろん今回紹介するその逆も。
世界中であらゆる用途に使用されているGoProはフォーカス操作が必要なく、ボタンひとつ押すだけで2秒後に撮影体制に入れる超コンパクトな広角カメラですが、今回ハウジング入れても4万円のGoProが、果たして水中動画キャプチャー機として使えるのか、というテーマで検証してゆきます。

「4K動画で楽しんで、更に好きに切り出した画像が凄いクオリティだったら?」それは間違いなくGoProが凄い。

ちなみに僕の昨年からのWEB上のいくつかの掲載画像は、GoProで撮影した動画からの切り出しです。使用している現行のHERO3+は、4K(3840x2160Pix)の画像を15fps、ひとつ下のサイズの2.7k記録だと30fpsで記録可能。GoProの4K画質を画素数に直すと約830万画素の広角画像になりますが、これをProtuneモードで記録し、ホワイトバランスを水中用に調整したあと、静止画出力して果たしてどうなのか、というのはダイバーにとっては気になるところ。勿論このまま動画で楽しんでもいいのですが、静止画切り出しでもWEBやはがきサイズ程度の小さなプリント程度であれば充分使えるものであって欲しいですよね。

さて、今回いくつか画像を紹介します。これはすべて、GoPro HERO3+からのキャプチャーです。
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これは小さくしてありますが、WEBは勿論、紙出力でも相当いける画質があります。

なぜそんな面倒なことを? とお思いの方もいらっしゃるでしょう、しかしたとえば記念/体験ダイビングで、排気の泡で顔が隠れてしまったり、合図の瞬間、緊張で顔がこわばってしまったり、順光の太陽がまぶしすぎて目をつむってしまう、といった諸々の心配事はもうなくなります。4kで撮っても5秒で約75コマあるわけですから、その中から一番を選べます。ピントはAFですが超広角レンズなので、手がブルブル震えていない限りは全然大丈夫です。
当然、掌の中にすっぽりサイズなので、一応持っておこう的使い方にはもってこい。トピックスやふとした瞬間のスナップカメラとして気軽に使えます。構図確認やピントとか余計なことは考えず、ただ思うがまま撮りたい光景に手をかざす。ニコノスに15mmをノーストロボで使っているような楽しさがあるので、カメラを持ち続けているダイバーの方にも是非試していただきたいと思います。

セッティング例①
ダイブコンピュータ並みの小ささを活かして超シンプルに、BCDにぶら下げておくスナップ機として。
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セッティング例②
マクロセッティングのコンデジと組み合わせ、広角はGoProに任せて全ての被写体(2mmのウミウシから群れモノ、超大物まで)に対応する万能機、GoProとストロボをたためばBCDに余裕で吊るしておけるサイズ。

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こんな素敵なGoProですがやはり上には上がありまして、CANONのフラッグシップ一眼、EOS-1Dとかを水中に持ち込んで4k動画で記録しておけば到底及ばない、ものすごい静止画が切り出せます。プロ/ハイアマチュアの方は既に導入されている方もいます。ただやっぱり高価で重い、大型の機材を使用して高画質を求めるのではなくって、手軽に人それぞれ自由に遊んだほうが堅苦しくなくて僕は好きです。
僕個人の評価では、GoProで撮影した動画からの静止画キャプチャーは、多くの面でその画質よりもメリットや楽しさの方が勝り、相当使える、という判断です。そしてレンズの光学性能、ダイナミックレンジ等の処理能力は今後もペースを緩めることなく向上してゆくでしょうし、それを期待しています。

いいことづくめのようですがただし、機材が進化しても変わらない要素があります。脇を締めて手振れをふせぎ、太陽の光を最大限味方につける。こうしたノーストロボでの水中撮影スキルがそのまま結果に表れる、というのは記録方式、出力の仕方が変わっただけで今まで通り変わることはありません。

あとはもうひとつ、周辺環境です。実際HERO3+の4k動画を快適に処理するにはパソコンのスペック要求は平均以上になります。画面は最低でもフルハイビジョン必要ですし(それでも全然足りません)、サクサク動かすにはCorei7と同等のCPUとそこそこのビデオカード、つまりゲーミングパソコン並みのスペックが必要になりますが、僕は今のところCorei5と8Gメモリーでもっさり、まったり編集してます、時間はたっぷりあるもんね。

僕はウェアラブルカメラは水中専用フィルムカメラの名機、ニコノスに並ぶ機材になり得ると感じています。そしてその先の可能性はそれ以上のものです。

次回はこのGoPro、露出が完全にAUTOなのですが実際のところ水中でどのような傾向で露出(絞り、シャッタースピード、ISO)を決めているのかを予測してみる回。GoPro-DIVERは要チェック!!

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by color-code | 2014-03-29 18:25 | 道具 | Comments(0)
冬の沖縄はなぜこんなに寒いのか? -体感気温から考える沖縄の冬のダイビング対策-
今日の久米島は最高気温16度、最低気温13度、雨時々曇り、北の風15m、波5m、フェリー欠航、ダイビングの催行可否、出来るけど鬼サブ。という状況です。冬の一番厳しいコンディションがよりによって連休に来ちゃいました、正月のあの奇跡の好天が祟ったか?
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さて、ダイバーの方から「沖縄の冬って寒いよね~。」というのはしばしば聞くことです。大体それを聞いている僕たちがダウンとニットキャップとか、そんな恰好で苦笑しながら聞いてるわけですが、悔しいですが、おおむね事実です。
気温も18度ある日もあるし、晴れればTシャツで道歩いている人も見かけるくらいなのに、なんでこんなに寒いんだろう? と思うことも多いですよね。というわけで、実際ダイビングで沖縄に遊びに来て、体感温度ってどのくらいなの? というのを計算してみました。

【基本的条件】
・ダイビング船の巡航速度はだいたい17ノットくらいで、これは風速約8.7m。
・沖縄の冬は、だいたい9~15mの海上風速で、10~12mの日が多い。
・沖縄の冬(12~2月)は、雨季のように日照が無い。1週間、青空を見ないことはよくある。
・沖縄の冬の湿度はだいたい70%台。洗濯モノが乾きにくい日が多い。

【計算条件】
・気温17度、湿度70%、くもり時々雨、海上風速12m、波は2.5m、という沖縄の冬の平均的天候の日を仮定し、その日にダイビングをするとする。
・ミスナール改良計算式に加え、沖縄での冬ダイビングという特殊環境でのオプショナルとして、①沖縄って暖かいはずだよねが裏切られた分。②水しぶき、ウエットを脱がない事による気化熱での喪失分。③せっかくの休暇旅行に太陽が無いことの残念分。この3点を各0.5度のマイナスとして計算。人によってはここの部分は数倍以上ですが、意志とダイビングへの情熱がかなり強く、防寒対策もある程度できており、神がかり的な雨女、雨男ではないと仮定します。

【計算結果】
・停船中の甲板/港で休憩中の時の体感温度は約6.3度 *島影に居るとして、海上風速5割減計算。
・向かい風でポイント移動中の時の体感温度は約4.8度 *17ノット、いつも風向きに垂直とは限らないのでこれも5割減として。

ちなみに東京都の1月、2月の平均気温は6.5度。両月の最高気温は10度。つまり沖縄の冬にダイビングをするということは、曇りか小雨の都内の路上に、ウエット+α、の恰好で居るのと大差ないということになります。そりゃ寒いよね。
冬場のダイビングのリスクとして、減圧症と、低水温の関係性もかなり議論の場に挙がる様になりました。冷えると血行も悪くなりますから当然かもしれません。トイレを我慢したり、のども夏場に比べてそれほど乾かないので水分も不足気味になります。

重要なのは、同じ計算式と条件を使用して、風を遮断し、ウエットも脱いで防寒着に着替えた状態、この状態で風を感じるとしたら完全無風ではなく、そよ風程度以下の風速0.5m程度でしょう。そして予想体感温度は約13.9度なのです。これに俺ってちゃんと対策したもんね~♪ という優越感ボーナスがおそらく加点されるので、ほぼ気温と変わらない、あるいは気持ち的にポッカポカが味わえることでしょう。
つまり、適切なスーツでダイビングを楽しみ、ダイビング後にウエットスーツからの気化熱のロスをなくし、風と水を遮断する装備さえしっかりあれば、冬の沖縄のダイビングは快適なのです!皆さん、是非防寒対策をしっかりして(こちらも参考)、冬の久米を楽しんでくださいね。

ちなみに僕の今時点の防寒着はこれ。
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愛用している同ブランドの漁業合羽の寒冷地バージョン(零度対応)です。体感5度前後の冬の船上では抜群の使い心地を発揮します。耐水性と軽い着心地、ファスナーの塩噛み耐性、首回りのポカポカフリースインナー、手荒く使える8000円もしないリーズナブルな値段。かなりお勧めです。
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by color-code | 2014-02-10 12:52 | 道具 | Comments(0)
-続-CANON PowerShot SX280HS 撮影レビュー
先月から導入したPowerShot SX280HS、ようやく基本データが揃ってきました。不思議なもので同じメーカーのコンデジの括りの中でも、オールインワンのエントリー機と言ってよいこのSXシリーズと、一眼のサブ機としても想定しているGやSシリーズでは、味付けが大きく変わっています。
上位機種では自分の思ったとおりの絵作りをするために、マニュアル設定を積極的に使っていくのが正攻法ですが、SXシリーズでは、カメラの得意な設定を尊重した方がうまくいきます。例えばデータとして、ISO100/TV125/AV6.5で、ガイドNo.22x1灯ストロボFULL発光の沖縄水中ワイド用データがあるとします。この数字はCMOSであれ、フィルムであれ、晴れの沖縄の海ではまず大きく破錠することのない、どちらかと言えば無難な数字なのですが、SX280の場合、AV優先オートでISO感度もオートにして、露出補正だけ多めにマイナスをかけたほうが明らかにしっくりする画になるのです。ここらへんは新しい画像エンジンが相当に高度な処理をして出力しているのでしょう。ストロボ発光時はシャッタースピードが1/60等に固定されてしまう機種が多い中、この機種は非常に巧く変動もしてくれます。撮影はALLマニュアルで、フォーカスもマニュアルで、でもってノートリミングじゃなきゃ写真じゃねぇ! という方には耐えられないでしょうけれど、僕はどちらかといえば雑な性格で、ずっとAUTO撮影に頼ってきたので抵抗なくすんなり機種変完了しました。
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INON社製の超コンパクトなワイドコンバージョンレンズUWL-S100 ZM80との相性が予想よりかなりいいです。絞れば周辺もカチッと出してくれます。この時期ならではの、魚影が刺さってくる感がよく出てます。
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太陽の光もゴーストやフレアがとても少ない、すっごく少ない。これは正直、コンデジのワイド撮影での悩みの種なので、嬉しい誤算でした。あーありがたや。

明日から今期初、台風接近です。明後日には最接近の久米島、勢力は弱く、脚も速いですが、こういうのが曲者で、しばしば瞬間45mくらい吹かせてものをひっくり返していくので注意が必要です。ただ、飛行機や船の乱れは最小限で済みそうなので、あとは早く来て、適度に降って、過ぎていただくのを待つだけです。


【7/13-14 海の日連休 チャーター船 エントリー受付中です】
水温29度、気温30度、透明度30~40m、魚影濃し、沖縄のベストシーズンを一緒に過ごしませんか? 大混雑期でも船は広々、ポイントは選び放題、ゆっくりじっくり撮影三昧も可能な大人気の日程です。まだまだ残席ありますので是非お問い合わせください。提携の宿泊先もありますよ~



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by color-code | 2013-06-18 18:07 | 道具 | Comments(2)