ヒミツの快楽園
ダイビングが終わり、ゲストと話をしていた時、ふと聞かれた。よく行く場所、出来ればあまり人に教えたくない場所って、ある? しばし沈黙・・・僕は、それは言えないよ、言ったら行っちゃうじゃん、意味ないし。といいながらも、自分のお気に入りの島の数箇所の場所を思い浮かべ、その人につぶやいたのだった。話をしていたその人は、久米島在住のゲストである。僕並み、いや、それ以上に土地勘はある。そして困った事に、いくつか挙げたうちの数箇所で、その人とカブッってしまった。人影がまばらで、一人でゆっくりしたいからこそ行く場所が、こうも同じでは困るのだ。というわけで、そこに行って見つけたら、お互い石を投げて追い返すという事で一致した。言葉では冗談だが、本心では僕も、その人もかなり大真面目だろう。よくわかる、それは。それでいて、時々寂しい・・・とかいうのだから、もうさぁ、そういうの、好きだばよぉ・・・っと、島語になっている場合ではなかった、今回、陸の話です。
仲間内では通称モルジブという、お気に入りの浜の一つが島の東の端にある。たまに仲間も連れ立って行くときには、今からモルジブだからさぁ、来なよ。といった少しおかしな会話になるが、それはさほど大きな問題ではないし、それじゃぁ○○銀座と同じゃん、うわっ、っというのも今はどうかご勘弁を。そう呼んではいるが、実際モルジブに辿り着いた人物は今のところ自分も含めて周りに誰一人おらなそうだし、間違ってもハネムーンで行く柄の人々でもないのだ。それも放って、ところでこの久米島、この街のメインストリートだと思われるBARも5.6件くらいは何とかあるイーフビーチ界隈、僅か数百メートル付近のビーチと、東西に数キロに渡って続く有名な砂州のハテの浜を除けば、浜というのは限りなくプライベートビーチに近い。高校生が夕方よく溜まるコンクリートとテトラの海岸線もあれば、平均年齢62.8歳のオジイとオバァが集うほぼ潮干狩り専門の浜もあり、若い島の男と女子が夜な夜な舞い踊るらしい、僕が混じれなくてとっても口惜しい限りなく闇に近い浜もあるにはあるのだが、この浜もそのうちのひとつで、島の人間以外は殆ど来ない。観光の人は、ここから2キロ程手前の舗装路で歩みが止まってしまう。見たとこ何もなさ気な炎天下の海岸線を、10分歩き続ける気になる人は、どうやらそうはいないらしい。思うに人が想いうかべる南の島と海の風景というのは、本当はもうほんの少し、ちょっと数分だけ土と砂と、岩の上を歩いたその先にあるのだと思います。

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写真の風景と、アダンの木々が右に左に数百メートル延々と続く浜。朝から夕方まで居ても、人は視界に僕ひとりのみという王様のような奇跡の一日が味わえる。これが関東近郊の休日であれば、この面積に優に千単位、いやそれ以上の人が座っているだろうし、ではここは通称モルジブであるが、本家モルジブでそれが可能かと言ったらやはり意外に難しい気がする。島ごと借り切ったその上で、人払いが必要だろうし。ボートで無人島に乗りつけたところで、ボートマンが待機しているのだから、それは一人だけでは無いので、とりあえず帰ってもらおう、ボートマンには・・・というよりお金の色が濃すぎるので、並の人には似合わないだろう、そんな遊びは。僕など大体、成田に行くのですらしんどい、一大イベントではないか。自分の傍らにあるのにふと気づいてこその贅沢ってあるでしょう、これはその類の幸せでいいです、僕は。話は戻って、朝から晩まで半径数百メートルにわたって自分以外に人が存在しない事が往々にしてある夏の晴れた南の島のビーチというシチュエーション、なかなか得がたいと思う。そしてそれは半日、1日かけた秘境では決して無い。自宅の鍵を閉めて車で5分だ。そこから5分で24時間営業のコンビニエンスストアがあり、ホテルがあり、日本であり、携帯が通じ、ノートパソコンがあればネットで動画配信すら可能な環境。これが何の代価も必要なく享受できる久米島在住の僕は、なんとまた雅な暮らしをしているのだろうと、ほんのちょっと思うわけです、たまには。
手を伸ばせば届く真っ白な砂上には、少し奮発して買ったつもりの、それでも千円ちょっとのスパークリングが空瓶になって転がっている。実は2本目だったりするので、酔いながらも少し幸せすぎて何かにビクついている臆病な僕がいる。汗をかいたら、数メートル歩いて海に入ればいい。朝からウダウダし続けて、陽は傾き始めているけど相変わらずパーフェクトなプライベートビーチ、いや、アイランド状態。あぁ、至福はこうも近くに。いいねぇ、やっぱこの島いいわ。色々あるけどもうこれで大半は忘れるね、単純な僕は。そりゃ、たまには人がいる。人口1万人、ジェットも飛んでりゃ観光の人だって数百、夏の週末なら千以上は来る島なのだから当然です。僕が先に寝てるときもあるし、既に人が居るときもある。先客がいるときは、気配を絶ち、近づいて石を・・・でなくて、遠巻きにするわけでも気を使うわけでもないけれど、なにせ広大に広いビーチに所詮一人二人の世界なので、適度に離れて、というか贅沢に数百メートル離れてその人の視界に入らない場所に座る、本読む、写真撮る、水浴びる、そして飲む、そして寝る。帰るときまで、私の存在に気が付かないくらいが一番いい。おのおの、好きにやる。嬉しいことに、このやり方がこの浜ではマナーというか、不思議とそんな雰囲気で皆が自由なときを過ごしている。僕自身、帰るときになって初めて視界の外に、ずいぶんと前にここに来たらしい人に気づいたりするのだ。その人はその人で、やはり1000坪以上ありそうなそこらへんの敷地を使って好きにそこで何かしている。自分の時空を尊重してくれたその方にはいつも感謝します。そこらへんの空間の意識というか風下から石を・・・というかそれ違うか、なにか、見えない糸のような不思議な距離感。ほとんど動物じみてていいですよね、僕もそうですけどモルジブフリークの皆さんこれからもそうしましょうねぇー。忘れられゆく日本の美徳っていうんですか、僕がいうとぜんぜん説得力無いんですけどねー、ははは。

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誰でもいくつかあるはずです
それは自分で見つけてこその楽園
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# by color-code | 2004-08-01 14:52 | 豪海倶楽部記事 | Comments(0)
尊敬する存在
僕が彼らと眼が合う程に接近したのは、僕が生まれて、今日で6回目だった。

ファインダー越しに、彼が僕を値踏みしている。頭の中がスロウになっていくのを感じながら、右指は、ニコノスのフィルム巻上げレバーとシャッターボタンの間を、機械的に十数回ほど往復していた。15mmのファインダーではまだ遠い。それでも彼は確実に数メートル先に居て、ゆっくりと水中をスライドしながらも、僕を認識している。その気であれば、彼は0.1秒とかからず、一瞬で自分の傍らに移動し、その長大な剣を振り下ろして、大打撃を与えることが出来るし、そして僕はそれを絶対に防ぐことは出来ないだろう。彼の全身から漲る力の波動と、他愛も無い弱き者を、ふと眼にとめてしまったとでもいいたげなその眼が、そのことが決して私の思い込みでは無いと語っているように思った。 

ガイド中であるのにも関わらず、数人のゲストの事が頭からスッポリと抜け落ち、全力で彼を追う事十数秒、ようやくあと数メートルの距離に近づいた時に、あと3メートル行けば、ファインダーには彼の姿をかなりの大きさで捉えることが出来る距離まで来て、突然脳の奥底からすごい量の情報と共に、けたたましく警報が鳴り出し、僕のフィンキックは止まった。これ以上はいけない、 と、僕は自分に向かって怒鳴る。臆病者がぁ! と、誰かが、いや、それは俺だろうか・・・叫び声が聞える・・・・・足は一向に動かない・・・・ 

ある意味ジンベエザメ以上にダイビング中に見ることが困難なカジキではあるけれども、彼らは実際、パーフェクトという言葉そのものの姿をしているし、僕は地球上で、彼らが最も美しい生物のひとつだと確信している。そしてその数メートルの身体から、周りの水中の全方向に向かって迸る、すさまじいパワーに身体が震えた事が数回かある。それは、どちらかと言えば、感動ではなく恐怖に近い感情だったと思う。

話は少し横道にそれ、僕はクロマグロを残念ながら水中で見たことがないけれど、巨大なキハダマグロは、内から漲るその力で、今にも自らの身体が破裂せんばかりに見える。そのくらい、強大なパワーが外に溢れ出る見事な体躯をしている。対してたとえどれほど大きくても、悲しいかな、イソマグロにはそれは無い。そして、更にカジキはそのどれでもない異質の力と形だ。彼らの身体は一見細く、平たく長い。しかしそのゆっくりとした全身が頭の先から尾びれまで連動していくその移動の動きは不気味なほどに美しい。そして、その気であれば、瞬間移動の如く、一瞬で視界から消え去る。そう、彼らの周りには、水の抵抗という要素が感じられない。移動の仕方が生物らしく無いとさえ思う。それに比べて、少し後ろを今追いかける、僕の、人間のなんと惨めな姿か・・・タンクを背負い、泡を吐き、子供がよたよたと歩くが如く水を掻き分けて、息を切らしている・・・・ 

数秒が経った・・・後にゲストから教えてもらったが、2秒ほどだったそうだ・・・僕のフィンキックが止まったのは。 っ!! 意味の不明な唸りをあげて、僕は再びフィンで水を蹴りだした。臆病な僕は、いつもそうだ。トゥンバラの、だらだらと果てなく続く暗い沖に出て、ごおぅっーと唸る流れの中ハンマーを探す時も、上も下もわからなくなり、岸が見えなくなる程沖に出てグルクンの渦を突き抜ける時もこんな声を上げる。そうしないと脚がもう出ない。負けねぇ、負けるかぁぁぁー! と叫んで前に出る。もうファインダーは見ない。10cmでも近づく、それだけだ。その時、彼はふと、私に興味を無くしたようだった。彼の身体からは、興奮したような黒々としたまだら模様は既に消えている。ほんの少し身体のうねりを速め、ゆっくりと蒼く北の沖へと消えていった。

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再び合間見えたとき、また僕は二の轍を踏むんだろう。でも仕方がないよ。いいさ、それで。
でも逢いたいな、また。
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# by color-code | 2004-07-17 20:19 | うみのいろはそらのいろ | Comments(0)
デコハナダイって知ってる?
キンギョハナダイを、30分見続けるダイバーって、どのくらい居るんでしょうね? いませんっ。 ビギナー、ベテラン問わず、ほとんどのダイバーに背景扱いされ、連日蹴散らされ続けている不遇の彼らですが、私シオイリ、ここにきて今更ながら、激しく熱い遊びを再発見、 間違っちゃった人探しです、ってオイそれってば絵本でウォ-リ-だったっけか、古いだろぉよぉー10年は経ってるぞぉ・・・でもいいのさ、面白いから。ところでこの魚、どこにでも居ますから、何処でも遊べます、もってこいの素材なんですね。それでいて深場にもきちんと出勤していますから、しないと思いますが60mでも遊べます。でもなんか、そんな水深でハタタテハゼとか、オジサンとか、そんなの見ると、妙に愛おしいのは僕だけでしょうか? あっ、窒素ですね、これ・・・
さて、まずハーレムが6つ7つ程度集まった、総勢50個体程度の浅場の場所の集団を適当に探します。いいですねー、てきとーに探しますっ!っとか言えるからこの魚、僕、好きです。で、てきとーに居るから凄いよ、やっぱ彼ら。続けて雄が数個体いるのが見えますから1匹ずつよぉぉーく見てみて下さい。なんか、おかしなの、いませんか? いないですか、そうですかぁ、では移動します、次の集団へ。どーでもいいくらいに大量に居やがりますから、次もてきとーに移動すればそこらへんの大集団に当たります、いいですねー普通種はやり易くて。今度はどうですか・・・!! いましたぁ? 丁度下の画像の様に、おでこがブダイのように出てる奴がたまにいます。これをまずデコMark1と仮定しましょう、ホントは何でも良いんですが、僕的にはデコって事で、ここら辺、あくまでてきとーを貫きましょうね、ここ大事です、間違っても学名とか思い浮かべないことです。こいつが見つかったら後は簡単です。同じエリアのメスの中にも数個体、この様におでこが出た個体が眼に留まるはず。頬の部分も若干膨らんで見えますよ、まさにキンギョっぽい顔です。実はこれが正ですか? と聞きたいくらいです、由来的には。正直、痩せたデメキンみたいです。さぁ! さがしましょうよ、みんなでねぇー!

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僕はこの個体群を見つけると、はなはだいい加減ですが勝手にデコハナダイとスレートに書き、ゲストにはメスのデコ一族、ゴットファーザー風にいえばDeco Familyを探してもらっています。これ、結構面白いですよ、だってキンギョハナダイなんて、って言ったらなんですが、デコ出てるんですよ、マジ格好ワルですよ、奇形ファン泣いて喜びぃーですよ、っとその前にこの魚、まじまじ見たことあるダイバー、実はそんなにいないじゃないですか、盲点なんですね、そんなこんなで10分くらい遊んでいると、メスの色を残しながらナンパに勤しむオンナオスも眼に留まるはずですよ。ディスプレイ中の体色は、なかなか微妙な色合いで綺麗です。妖しい色気すら感じますねぇ・・・ってやっていると、あっという間に1ダイブ終了。面白いじゃないですか、役には立たなくても。ね!
ひとつお断りしておきますが、分類学上、検討の余地があるであろうこの種ですが、この際その話はうっちゃるのがこの遊びのマナーと僕は思うわけです。なんせ、デコですから、ブダイ顔ですから難しい話はねー、ちょっと頭のメモリーもちょっちねぇぇぇ一杯だし・・・まぁ・・・・軽く流してやってください・・・この手の傾向個体の発生は、完全に僕の主観ですが、久米島では全体の0.5%くらい、つまり、それなりに結構居る、と感じています。そうなると気になるのが他の地域の傾向。行って見てみたいんですがなんせ時間が無い、そこで皆さん、今度是非教えてくださいね。それでもし、何だよ、甘いよこんなの、俺の持ってるデコなんかこんなんなってて、しょりゃぁもう、お前のなんかデコのうちじゃねぇ! っていう画像があったらそれも集めてデコ選手権開催ですね、こうなったら一大ムーブメントに、GO! GO!! なのじゃぁ! でへへへ・・・。

補足:
生命の星地球博物館の瀬能先生に多忙の折にも関わらずコメントを頂きました。この傾向については、結論から言うと単なる奇形のようです。発育(発生)初期の物理的障害によりこうした状態になる事が他の種でもあるらしく、複数個体が同時に物理的障害を受けたのであれば、この様に複数の個体でこの傾向が起こり得、または遺伝的な障害の可能性も有り得る、との事です。
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# by color-code | 2004-07-01 14:56 | 豪海倶楽部記事 | Comments(0)
台風前








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抜けた外海の根に、巨大なうねりが押し寄せ砕ける。圧倒される波の量感・・・
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# by color-code | 2004-06-29 11:58 | Comments(0)
大きさの感覚
大きいものを大きいと感じるのは容易いけれど、実の話シュモクザメや外洋性のサメ、鯨類・・・を大きく撮るのは僕にはとってもむつかしい。この手の絵を見たときに、長い潜水経験を持つ人の到底かなわない年月の底力を感じるし、20年、30年と潜り続けて写真を撮り収めてきた人々と、ようやっと2桁にたどり着いた僕では、どうやっても太刀打ちできない種類の厚い壁が確実に存在している事をその度に思い起こさせる。そしてそれは喜ばしい事だとも思うし、例えるなら彼女と泊まるホテルの壁も、それはそれで厚いほうがいいしぃ~、何事も薄いとねっ、どうもねっ…っと話が逸れそうなので戻しますが、同じく、小さいものを小さいと言うことも容易く、そしてその大きさなりに(等倍あたり)写す事も、そうそう凄業を駆使する訳でもないのですが、しかし、たまには、おいおい、勘弁してくれよぉ・・・っていう生物も居る訳で、数ミリの大きさで、ピコピコ動き回られれると、それはそれで可愛いけれど、とっても困るし、こういった撮影に非協力的な子に限って綺麗だったりするし、ここらへんやっぱ人もサカナも大して変わらんとオッサンに片足を突っ込んだ今になってからしみじみ思うのですが、つくづくこの子達は商売っていうもんが解っていないらしい・・・でもクジラも解ってないので、大きさはこの際関係ないか・・・。僕はとことん堪え性が無いので、そういう場面に出くわすと、見て、構えて、そして首を数回傾げたあと、大抵立ち去る。こういうのは、それが得意な人がすればいいし、その道のエキスパートは既に居る、沢山いる。同じ土俵に上がろうなどと生意気を思ってはイケナイ。勝てない勝負はしないっのさぁー、ふんふん。と、負け惜しみを言ってる間に、ゲストはあっというまに撮っていくのですね、すごいのを・・・。
話は若干進んで、色々小さいものを見続けていると、少し麻痺してきますよね、大きさの感覚が。そうではなかったですかぁ?? 例えば初めて○○ウミコチョウを見付けた時の事を思い出してください。こんなゴミみたいなもん、っていうか浮遊物、もう2度とみつからねぇーよ! って思いませんでしたか? 僕は根がいい加減ですから当然思いました、そしてあくる日同じ場所に行って、あたりを見回したら10個体くらい居て、というより見えちゃって、そりゃビックリしましたね。2mmの生物が、いきなり沢山視界に現れたのですから、もう驚きますよね、新たな異次元の世界が見えちゃったんだけど、どうしましょ、ありえなぁーい・・・って。 そうして慣れていくうちに、cm(センチ)という単位が、なにやら大きく思えてくる。3cmのイザリウオの子が、大っきく思えてきたら、麻痺のはじまりっすよ、皆さん、注意しないと雑誌の投稿に出すときに、ウミコチョウのデータを1.5cmとか書くはめになります、書かん・・・。等倍のマクロレンズが、広角に思える幻覚を感じたらもうアウトですから、1ヶ月くらいは海からリタイヤがいいのでしょうね。その原因の半分はおそらく窒素系も含んでますからいい機会です、狭くて暖かい病院の中のハッチの付いたお部屋に3日位住んでも良いと思います。この罠は、時としてベテランガイドであろうと嵌るんです。ホントは1.5cm位のベラの子が、3cmくらいに見えちゃうんです、というより、そう感じちゃう。これは困りもんですから、僕は1ヶ月に1度くらいの割合で、定規を使って感覚を修正するようにしています。今回のは、名目上リサーチの名を借りた、修正リハビリダイブの時のもので、下の画像ですが、うわぁ! ホント小さいわ! 1cm弱だな。 と思ったこの可愛いイザリウオの仲間は、実際体長6mm弱程度でした。可愛いけど小せぇよ・・・オイ!・・・さして変わらんか・・・。
とにかく、そのまんま。その可愛いまんま、大きくなってくれぇーい!!

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# by color-code | 2004-06-01 15:00 | 豪海倶楽部記事 | Comments(0)
原色の季節
原色の季節が来た

今の島は花で溢れかえってしまって
ありとあらゆる色が道の脇からはみ出して
数分車で走ろうものならアクセルを緩め 
道路わきに止めずにはいられないし
歩き出したら いつまでも歩いてしまいそうで
いつかどこかでみた 褐色の肌に原色の色を散りばめた
地を踏む戦士の姿がかぶって見える
美しさと強さを磨く為に無限の時間を使うことを許された彼ら
海のみずは命の息吹で満ち 粘液質に身体にしみてくる
光の槍が突き抜けていく
あぁ この日 ここにいてよかった
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# by color-code | 2004-04-17 20:24 | ねじれ頭がぷかぷかぶーん | Comments(0)
病者の祈り
大事をなそうとして 力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと 弱さを授かった
より偉大なことができるように 健康を求めたのに
より良きことができるようにと 病弱を与えられた
幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして 権力を求めたのに
神の前にひざまずくようにと 弱さを授かった
人生を享楽しようと あらゆることを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと 生命を授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞きとどけられた
神の意にそぐわぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りは全てかなえられた
私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されたのだ
- ニューヨーク・リハビリテーション研究所の壁に書かれた患者の詩 -
今年の僕は 2週間の入院から始まった
間違っても良い船出では無い 年越しと正月だった
ガイドの仕事柄 体をまともに動かせない事態に
焦りとやり場のない怒り そして恐怖で身体が震えた
病室と待合室の数十mの生活圏
窓の外の天気と壁をひたすら見続ける
毎日 壁に貼られたこの詩を見ていると 不思議と心が落ち着いた
僕は 人に宣言できるような立派な信仰を持ちあわせていない
これからも無いだろう でも こんな信仰なら
理解しようと思えるかもしれないと ふと 思ってしまった


今はもう全開で潜っています
快気祝いということで お祭り騒ぎを1枚!!

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# by color-code | 2004-02-01 15:02 | 豪海倶楽部記事 | Comments(0)