ウーマガイ
2011年 07月 04日
僕はというと、ウーマガイの棚のきわのあたりでグルクンの壁を作りながら、空を見上げ、太陽と、そして沸き立つ泡を、プカプカ浮きながらただ眺めるのが大好きだった。たまにそのまま落ちた。気持ちよすぎて、サカナ居なくてもいいやと思っていた(今でも思っている)。窒素の可能性は多分にある。
しかしあるとき、エキジットしたゲストの方から大目玉が落ちた。「私はウーマガイにドロップと泡なんかを見にきたんじゃない!!!」。
僕はちょっとその時、数秒キョトンとしてしまったのだと思う。でもすぐにお詫びして、その次のダイビングでいわゆる普通のちょっとだけコアなことも交えたフィッシュウォッチングを、マンツーマンでさせていただいた。その方はガイドを快く受けてくださった。とても褒められたようなガイドではなかった。申し訳ないと思う気持ちで必死だったし。でも2本目のエキジットした瞬間の、あのゲストの満面の笑みが忘れられない。その数十秒後の「楽しかったです!」の一言も、帰港する間、絶えなかった微笑みも。それ以来、僕は今までのポイントのコース取りを何本か増やし、慎重に選択するようになった。本当に大事なことを教えていただいた。
そしてあれから10年も経った今、僕はやっぱりぷかぷかしながら、午前中の陽光が浮き上がらせるウーマガイのドロップオフの沖にゲストと共に居る。懲りない奴だと自分でも思うけれど、でもこんなに時が経っても僕は、いつもそのチャンスをうかがっている。
この場所、ここが僕にとってのウーマガイだから。
.............................................................................................................................................................colorcode記事はここまでとなります。これより下段↓は広告スペースとなります、なにとぞご了承くださいませ。
ガイドの見せたいものを見せて貰う、どちらも正かも。
あの宇宙感は唯一無二だ。
人生あと一本だけしか潜れないとしたら、
迷わず僕は君のウーマガイをリクエストするよ。 マジで。
・・・だったら島に来いってか?笑
楽しみ方は人それぞれ、飛んでもいいし、ぷかぷかでもいいし、急降下だっていい!いや~深いね~ウーマガイ!
楽しみです(^o^)ノ