つけまつける
2013年 09月 28日
野生の生物達の造形や色使いの妙は、太古より人間の本能を揺さぶり、今でも美意識の根底に、変わらず色濃く残っている。ファッションやメイクアップを楽しみ、気をつかう、という行為は、自然、あるいは野生への深いリスペクト、回帰衝動といってもいい。それは気高い行為なのだ。流行やファッション、メイクへのこだわりを否定、規制したがる人の多くはこの手の感情に鈍感で、逆にそれがさも正義で、自然かのように、私は服に無頓着なんだとか、生活に追われて、とかいう事がある。僕は違うと思います。それは貧富や文化に関わらず、自分に正直な生活とは言えない気がします。
ところで人間にのまつ毛にも重要な任務があるように、危険を感じた時に素早く頭から砂中にダイブする彼らベラギンポも、機能を追求した結果、この美しいまつ毛を手に入れた。この鉄格子状の長いまつ毛は瞳を砂からしっかりとガードする。
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