春浮かれ
水温も一気に上がって、棚上では27度付近になることもあって。キホシやオキナワスズメダイも例年よりちょっと早めに湧き出している久米島です。
繁殖活動もあちこちで。夏が近づくと気分がアガるのは人間だけじゃないみたい。

さて、エリグロギンポの繁殖活動を見ていたら、ちょっと気づいた。
a0060407_20484154.jpg
イシガキカエルウオやヒナギンポ、モンツキカエルウオはこんな感じで真っ黒になってから、意を決して飛びまくって決死のダンスでメスの気を引き、恋を勝ち取るわけです。平和な引きこもりがいきなりEXILEですわ。画像は飛んだ直後のヒナギンポ。アドレナリン出まくってる感がすごいです、血管数本切れてそう。

下はエリグロギンポ、雄も雌もお互いに飛びあうんですよ。飛びながらお互い近づいて行って、まるでダンスをしているよう。体色もあんまり変わらないですね、ただヒレは雌雄ともに全開にして、ホワイトゴールドに光る感じ。ダンスもなんかクルクルと回るバレエ風の動きも入り上品です。ここらへんはモンツキカエルウオの黒x金で打点の高いジャンプとは全然雰囲気が違いますね。観察するには数十分の時間と、数個体が恋愛模様を繰り広げる6畳ほどのエリアに立ち入らないこと(一番まずいのがファインダー覗いたまんま突っ込むパターン、即終了…。)このエリアの見きわめは慣れも必要で、自分も気づけずに彼らのチャンスを台無しにしてしまう事があります。しまったぁ…、と思うけれど、より注意深くすることでしか見えない線ですが、やはり侵入するこちら側気をつけないと。数人でカメラを抱えて散開して棚上でまったりマクロ、ベル鳴らしてハイこの次はこれを撮ります撮らせます、という当たり前の潜り方が、いかに多くの彼らの出会いを潰しているか。そう考えたらお目当ての魚に唐突に寄って1.2枚撮って次っ! はちょっとあまりにさみしいですよね。自戒も込めて、もすこし慎重に。
a0060407_20484983.jpg
a0060407_20485330.jpg
ところで、どちらかというと雌の方が積極的に先に誘ってる気がするのはこの種の傾向なんだろうか…。
a0060407_20485759.jpg
黒く日焼けしてちょっと強引なナンパで連れ込むモンツキやヒナギンポ達の系統とは全然違って、なんかふたりで育む愛の時間を感じる。しかもお姉さんリードな。
エリグロギンポのオスって草食系ね。ま~藻食なんだけど。
.............................................................................................................................................................

[PR]
by color-code | 2018-05-20 20:50 | うみのいろはそらのいろ | Comments(0)
<< 久米島のイルカ ハナゴイの舞 >>