猛烈な強さに育った22号は今、フィリピン、ルソン島北部を直撃しています。自分はフィリピンのセブでもガイドをしていたので、そして20年前までフィリピンに台風が当たることなど無かったという現地で暮らす人々の嘆きや、それ以降の温暖化の影響としか思えない様々な気候の変動も少しだけ経験したので、とても心配しています。Googleマップで直撃しているであろう街並みを見て震えます。久米島のイーフビーチ通りほどの小さな集落が点在しているルソン島北部。大半はブロック積みの簡易コンクリートにバンブーの扉、窓の組み合わさった家々です。905hPa、瞬間80m以上の風雨が押し寄せて、耐えられる海辺の堅固な鉄筋コンクリート建物など、フィリピンの辺境にどれだけあるでしょうか。
800キロ北に離れた久米島にも、今夜から4mの波が押し寄せます。こちらはうねりでダイビングが出来る、できない、の悩みです。しかし、明日は我が身、かもしれません。
この幸運にあぐらをかく事無く、今後もできうる限り安全マージンを取ってダイビングを催行していきますのでよろしくお願いいたします。無事に自宅のドアを開けて靴を脱いでホッと一息つく、それが旅の一番の大成功ですものね。明日15日、明後日16日のダイビングは朝の海次第での催行判断となります。
............................................................................................................................................................