この時期のお約束、ウミガメの恋の駆け引き。
オスなんかはもうこのことで頭がいっぱいなのか、乗れるものなら人でも、別種でも、とりあえず生物ならなんでもいいんじゃないかくらいに乗りたがり。ガレ場を這って生物探しにいそしむマニアなダイバーが乗られまくるのも今からなので、皆さん、後ろの気配には気を付けましょう。画像のアオウミガメならまだしも、主クラスのアカウミガメだと心臓止まりそうになりますからね。
へっへっへ。
定位置に乗って(笑)から、大体3秒以内にはこうして甘噛みしてきます(カメにとっての甘噛みだから人がやられたら多分血を見ることに)。いや~、スクーバダイバーはタンクで後ろ距離取れるからいいけど、これ、タンク外れて直さないままの状態の時乗られたらアウトだな…。BCDとタンクの固定、そういった面でもとっても大事です。あ、でもサイドマウントの人、タンク横だからダメじゃん、正直危険生物の仲間入りですな、サイドマウントの人はこの時期、ヘルメットじゃなくてカブト被っといたほうがいいかもね。
馬鹿じゃない!
このメス、今のところ完全に拒否ってます。3度拒否、もう全否定です。でもオスはめげない。メンタル強いわぁ。あ、いや、3秒で忘れてるのかも。
ただ、あんまり見てるとオスがキレてこっちに来るのでそれもご注意くださいませ。防衛方法は繁殖活動中のゴマモンガラのエリアに入ってしまった時と同じ、フィンをカメに向け目線を外さず、必要ならフィンで蹴って防御するガードポジションのまま、ある程度離れること。そうすれば大体10秒足らずで忘れてくれます。ただその数分後、オスの視界に入っちゃってたらまた乗りに来ちゃいますけどね。その戦い、エンドレス。