冬の大物-序章-

春から秋まで、イソマグロやカマス、ギンガメアジなどの回遊魚で盛り上がるここ久米島ですが、秋も深まるにつれて、徐々に下がる水温と反比例してスタッフの心はヒートアップしていくのです。そう、これから久米では冬の大物シーズンが始まるからです。その先陣を切るのがこのマンタです。彼らは年中居るのですが、11月から徐々に数が増え始め、1~3月にピークを迎えて5月中旬まで楽しめます。島の南側の水深の浅いポイントに、潮の入り具合によって少しずつ位置を変えながら搾餌行動をしている数枚のマンタ達を観察できます。ピーク時には、ボート上からあそこに2枚、こっちにも3枚と、操船に気を使うほどです。この島のマンタの搾餌は、ホバリングステーションではなく、水面で行われるので、撮影もダイビングの合間のボートでの移動中、スキンダイビングで行う事が多くなります。水面で彼らに近づくコツは、後ろ上方から彼らに接近すること。食事中の彼らは夢中ですし、後方の上側は、眼の位置からしてもほぼ死角になるため、彼らのスピードに合わせられる脚力さえあれば、手を伸ばせば完全に触れてしまう位置での撮影時間を、長時間確保できます。水中での撮影は、比較的固定された場所からあおり気味、または水平方向の構図が多くなりますから、この水面上からの超近接の構図は、マンタを撮影しなれたフォト派の方でも新鮮に感じるのではないでしょうか? チャンスは数ヶ月間続きますので、皆さんも是非チャレンジしてみてください。アドバイスとしては、ニコノス等の機動力重視のカメラの方が断然撮りやすく、被写体が非常に近いため、きっちり止める為にはシャッターは1/125以上は確保出来る感度を確保してください。ボート上の自分の器材をいつも整理して、トピックスに備えておく気持ちもとっても大事です。なにより、スキンダイビングのスキルが勝敗を分けますので、日ごろの運動が一番大事ですよぉー(笑)。彼らが火蓋を切る感じで、このあとハンマーヘッド、その後に真打のザトウクジラが年明け早々にやってきます。超大物シーズンの幕開けです。

-2005年・マリンフォト出稿-

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【オニイトマキエイ・3m・水面下】 
ニコノスⅤ・絞り優先A・ベルビア100(+1増感)
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by color-code | 2005-11-12 16:39 | うみのいろはそらのいろ | Comments(0)

沖縄は久米島にある小さなダイビングサービスです。


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