光の按配
2010年 01月 09日
クシノハカクレエビ。
ザラカイメンを覗けば大抵根元の方にひっそりと佇んでいるテナガエビの仲間です。
初めて見たとき、それはもう嬉しくて写真に収めようと右往左往し、結局どうにもならずに諦めたものです。
僕は水中撮影で外部ストロボを使用することがほとんど無いのですが、決してサクサク撮ってるわけでなく、普通の方より時間がかかることが多いので、一本潜っても大抵撮るのはひとつかふたつの被写体になってしまいます。
バウンスさせたり、透過させたり、でも色はなかなか思うように出なかったり。。。
そんな試行錯誤を続けるうちにいつのまにか、被写体に直接光を当てない写真を撮る事が多くなりました。
最近は光源自体を身体や機材から遥かに離すことも多いのですが、強い光を距離を取って使うことは、弱い光を近づけて使うより遥かに有効です。
機材の技術的問題でいままで制約されていたり、あるいはさして試みようとしなかったり、水中で行う事によってこそ、更に自由度が上がる撮影方法というのは、実は意外とあるのだとようやく気づいてきたように思います。
撮影見てましたけど、すごかったです。
モデルを撮る様な感じでしょうか(笑)
また期待しています。